「欲しい」と「できる」をつなぐ

東京海上日動キャリアサービス

ミドルシニアのHR領域におけるサービスデザイン

人の能力が活かしきれないのは、力がないからではなく、単なるミスマッチが原因かもしれません。働き手がそのことに気づき、バイアスを取り払って気持ちよくキャリアシフトできる気持ちをデザインします。
終身雇用のジレンマを超える

終身雇用型の企業が多い日本では、経験値の高い60歳前後ミドルシニア層のスキルや経験の活用が課題です。あまり活躍できないまま会社に席を置いていたり、なかなか転職や独立もできないという現実があります。

東京海上とのプロジェクトでは、この層の労働力市場におけるポテンシャルに着目しました。リサーチの結果、中小企業においては専門性があり、自ら手を動かせるミドルシニアへの需要があることが見えてきたのです。

そこで、ミドルシニアの「働く」をリデザインする新規事業プロジェクトとして、サービスプロトタイプを作成。双方をマッチングするサービスの実現を目指し、検討を進めていきました。

コンセプトの先まで見せる

チームの問いは「どのようにミドルシニアと中小企業を双方のニーズを満たす形でつなぐことができるか」。悩みを抱えるミドルシニアへのヒアリングの結果から「スキルだけでなく“想い”を元にマッチングする」「お見合い期間を設ける」といったサービスの特徴を描きまし。

コンセプトの輪郭を固めることと並行して、ミッション、ビジョン、ビジネスモデル、そして、実際のサービスをビビッドにイメージさせるLPなどを作成。プロトタイプとして社内へのプレゼンテーションを行います。
最終的には、東京海上グループの東京海上日動キャリアサービスで、新規サービスとして展開されました。

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