Shunsuke Ishikawa

石川 俊祐

代表取締役 Chief Design Officer

KESIKIのパーパスである「やさしさがめぐる経済」の実現を目指すための、ビジョン構築や思想の発信、組織文化の構築、デザインの再定義などの活動をリード。また、事業承継とデザインのかけ算により、デザイン経営や創造的な人材育成、教育事業を実践しています。

PASSION & INTEREST

探求的な生き方やプロセスとしてのデザイン教育

個々人が自分のやりたいことを発掘し、他者への深い共感を覚え、より良い未来のあり方への妄想を抱く。そんなことが当たり前となるような社会をつくりたいと思っています。そのためには誰もが探究的かつ創造的に生きることが大切です。それを支える教育としてのデザインのあり方を探究し、確立していきたいと考えています。

個人の意思と会社を結ぶパーパスドリブンなデザイン経営

会社のあり方を、従前の資本主義的な乾いた存在から、意志や意義を中心に据えたワクワクで溢れる存在に再定義したいと思っています。そのために、会社のカルチャーと、そこで働く社員の関係性のデザインを探究、確立し、「愛される会社」を社会に増やすことを目指しています。

人間中心の政策のデザイン

デンマークでは「困った時に、誰が頼りになるか?」と質問すると、誰もが「国」と答えるそうです。行政が提供するサービスが、本当の意味で国民を真に幸せにしていなければ、こんな答えは出てきません。果たして、私たちの国ではどうでしょう。日本における政策とデザインの関係性を探究し、市民の手による政策デザインの実現を探究したいと思っています。こうすることで、日本がパワフルでハッピーな国になったら良いと願っています。

BACKGROUND

ロンドン芸術大学連合 Central St. Martins卒業。Panasonic Design Companyでプロダクトデザイナーとしてキャリアをスタート。PDD Innovations UKのCreative Leadを経て、IDEO Tokyoの設立に従事。2018年よりBCG Digital VenturesにてHead of Design / Strategic Design Directorとして活動したのち、2019年、内倉・九法とともにKESIKIを設立。

現在は、多摩美術大学クリエイティブリーダーシップ特任教授・プログラムディレクター。企業のアドバイザーから国の有識者委員まで幅広くデザインの浸透に従事。D&ADやGOOD DESIGN AWARD、DFA、山形エクセレンスデザイン、いばらきデザインセレクションの審査委員を歴任。Forbes JAPAN世界で影響力のあるデザイナー39名に選出。著書に本質的な「デザイン思考」を解いた『HELLO, DESIGN 日本人とデザイン』、共著に『これからの僕らの働き方』がある。

2021年1月、KESIKIにて、東京で家具の製造・販売を行うWOOD YOU LIKE COMPANYの事業承継を行い、同社代表取締役に就任。